なぜ庭土を改良せずに、苗を植えてはいけないの?

なにもしないで、そのまま植物を庭に植えると、育たないで枯れることもあります。

庭にある植物を一定期間栽培し、その植物(作物)を収穫したり花が咲き枯れたあとは、新しい次の植物を植えるためにあいた場所の土を改良してやりましょう。
そうすることで、新たに植えられた植物は健全に育ち、美しい花を咲かせてくれるものです。
土を改良しないでそのままの土に新たな植物を植えた場合、前に植えられていた植物の影響(悪い影響)が引き継がれることがよくあります。

つまり、前に植えられていた植物がもっていた病害虫がそのまま土に生き残っていたり、前作の植物が土から養分を使ってしまい、土に養分が欠けているために、土の改良が必要なのです。
いわゆるいや地や連作障害といわれる、前作の影響で次の作物がよくできなくなる理由の一つが、病害虫や養分欠乏が原因であることが多いのです。
同じ作物を栽培し続けると、その作物の養分要求性が同じですので、特定の養分だけが極端に欠けることになります。

また、同じ作物を栽培していると、前作に生き残っていた病害虫は当然、同じ作物が栽培されているので、好みの植物ということになります。
そのため、いや地や連作障害では、まったく類縁でない植物(異なる科の植物など)を栽培し、前作の悪い影響を取り除きます。

さらに前作が休耕していたり、新たな造成地である場合には、土が硬く締まり、土の酸度も花や野菜を植えるのに適していない場合があります。
石灰を散布して酸度を調整したり、堆肥や腐葉土などの有機物を入れ土をはじめからつくり込まなければなりません。
砂質土壌では、水はけはよくても肥料分が流れやすく肥料を何回も施さなければなりません。
逆に粘土質の土壌では、保肥性(肥料もち)はよくても水はけがよくないものです。このままでは、植物はよく育ちません。