用土の再生

乾燥させて古い残がいを取り除き、日光などで殺菌消毒し、通気性、排水性、肥料成分を改善します。

ベランダなどで園芸を楽しんでいると、枯れた鉢物や植え替えの際に出る古い鉢土の処分に困ることがよくあります。
一度、植物を栽培した古い土では、そのまま新たな植物をその用土で栽培すると、前作の作物の影響が残り、後作がよくできないことが多いものです。
前作による影響として

①特定の肥料成分が集積していたり欠けていたりと肥料成分の偏りができる
②土の団粒が壊れて通気性、排水性が悪くなり根腐れを起こしやすい
③植物の生育に有効な微生物が減っている
④前作の植物の病害虫が残っている
などがあります。

そこで、元の用土を用いるなら、上記の影響を解消するように、その用土の再生をしなければなりません。

まず、古い土を新聞紙などの上に広げて天日干しをして土を十分に乾燥させます。
天日干しは日光消毒にもなります。
その際に前の植物の残がい、雑草などを取り除いておきます。

天日干しは、夏は約1週間、冬は約2週間行います。
3日に1度は新聞紙を取り替えながら、土の天地返しをします。
乾燥させた土は、ふるいにかけ、微塵を除きます。
そこへもとのブレンドと同じような用土の新しいものを等量、さらに市販のリサイクル材、苦土石灰、元肥を規定量混ぜ込みます。
リサイクル材にもさまざまな種類があり、基本的には、有機物、土を団粒化する成分、微量要素、有用微生物などが入っています。
いずれにせよ、用土再生の基本は、十分に乾燥させ、古い残がいを取り除き、日光などで殺菌消毒し、土の物理性(通気性、排水性)、化学性(肥料成分)を改善することです。